ホームページを自分で作るメリットとデメリット(後編)

こんにちは。ホームページラボのクリックです。 ホームページを自分で作るメリットとデメリット(前編)に引き続き、後編となる今回は、主に自作のデメリットについて見ていきましょう。

デメリット1 どうしても自作っぽさが出てしまう

なんといっても分かりやすいデメリットは「自作っぽさが出てしまう」という点です。いかにホームページ作成サービスが進化しているとはいえ、そこはやはりプロが作ったものとは違います。 それは全体のデザインであったり、文章の質であったり、細かいパーツであったりしますが、バランスよく整ったホームページを作ることは意外と難しいものです。 一生懸命作ったホームページも、いかにも素人が作ったと分かるクオリティになってしまっては、効果的に成果を挙げられないことも多いのが実状です。 制作会社によってはリニューアルや部分的な制作に対応している会社もありますので、まずは自分で作って最終的な仕上げをプロに頼む、というのも一つの手段かもしれません。

デメリット2 皆同じような見た目になってしまう

これは選ぶ作成サービスにもよりますが、ほとんどのサービスがデザインをテンプレートから選ぶ仕組みになっているかと思います。 例えばJimdoであれば40種類近くの豊富なテンプレートが用意されていますが、(参照:オシャレでカッコイイJimdoの全テンプレート一覧【保存版】)Jimdoの利用者が国内で100万ユーザいるとして、その中の大多数の利用者がこの40種類のテンプレートのいずれかを使用することになります。つまり単純に計算すれば、100万÷40=25000のユーザーが同じテンプレートを使用している可能性があるということです。(もちろん単純計算なのでこの通りではないかと思いますが) そういったことを考えると、制作会社に依頼したオリジナルのホームページに比べて差別化がしにくい、という問題が出てきます。 これだけ情報が溢れる中で独自色を出しにくいことは、自作ホームページのデメリットと言えるかもしれません。

デメリット3 問い合わせに繋がる仕掛けが難しい

computer-1209641_12803つ目、これが最大のデメリットですが、問い合わせに繋がる仕掛けが難しいという点があります。 代表的なのがSEO(検索エンジン対策)です。SEOとはGoogleなどの検索で上位に表示されるためのさまざまな仕掛けのことを言いますが、これはなかなか一朝一夕にできるものではなく、業種によってはこれができないと全く問い合わせにつながらない、というケースも多いです。その点、プロの作るホームページはこのSEOについてもしっかり考えられていますので、検索において有利です。 SEO以外にも、問い合わせに誘導する文章の書き方や、ボタンの配置、配色など、実際に成果を上げるうえで考えることは多いものですが、こういったノウハウが詰め込まれたホームページと、自作のホームページとでは得られる成果が異なります。 ホームページは成果を得られてこそ有益なものとなりますので、それに対してどの程度の施策がされているのかが、自作とプロに依頼するのとのもっとも大きな違いとなるのではないでしょうか。
以上、2回にわたって自作ホームページのメリットとデメリットを見てきました。自作をするのもプロに依頼するのもそれぞれ一長一短はありますが、皆さまがホームページを活用する上での参考としていただければと思います。