独自ドメインって本当に必要?実際のメリットとデメリットを教えます

独自ドメインを取得するメリット・デメリット

こんにちは。クリック(@click_hplabo)です。

初めてホームページやメールアドレスを作る人が、「お金を払ってまで独自ドメインを取る必要はない」と思う気持ち、すごくわかります。

私も学生時代に最初のホームページを作ったとき(当時はHTMLの手打ちでYahoo!ジオシティーズにアップしてました…懐かしい)は無料の共有ドメインを使っていました。

その後10年以上オンラインビジネスを運営する中で独自ドメインの重要性に気づいたのですが、初心者の方にとっては独自ドメインを取得するメリットもデメリットもわかりづらいと思います。

独自ドメインを使うメリットはたくさんありますが、こんなデメリットもあります。

  • 維持費が毎年かかる
  • whoisで個人情報が公開される

まずは具体的にどんなデメリットなのか、見ていきましょう。

デメリット① 維持費が毎年かかる

ホームページ作成サービスなどで提供される無料の共有ドメインと違い、独自メインは有料です。取得したドメインを利用し続ける限り、毎年維持費がかかります

.comや.netのように比較的安価なものから、.jpや.co.jpのように年間3,000~4,000円かかるドメインもあります。

主なドメインの年間費用
.com/.net .jp .co.jp
1,200~1,500円 2,700~3,000円 4,000~7,000円

これを安いとみるか高いとみるかですが、私自身は「安すぎる」と思っています

維持費が安いので、ドメインの値上がり目的で大量にドメインを買い占めてしまう業者が後を絶ちません。

特に.comはそれが原因で希望のドメインが取れないことが多く、どうしても使いたい.comドメインがある場合は譲ってもらうために何十万円、何百万円も払わないといけないことがあります。

月に100円程度から使える独自ドメインは、費用対効果のとても高い投資です。

デメリット② Whoisで個人情報が公開される

ドメインのオーナーになると、「Whois」という、ドメインの所有者情報が検索できるデータベースに「登録者名」「メールアドレス」「電話番号」などが登録されます

.jpドメインは日本に住所を持っていることが登録要件になっていますので、住所も公開されます。

え、独自ドメインを取ると世界に情報が公開されちゃうの…? 怖いからドメイン取るのやめようかな…
ほとんどのドメイン会社では、個人情報を公開しなくて済む「代理公開」というサービスが用意されているので心配する必要はないよ。代理公開に対応しているドメイン会社を紹介しますね。

代理公開に対応しているドメイン会社

Whois情報代理公開というのは、あなたの個人情報の代わりにドメイン管理会社の情報をWhoisデータベースに登録するサービスです。

Whois代理公開制度のあるドメイン会社を紹介しますので、気になる会社があればチェックしてみてください。

Whois代理公開制度のあるドメイン会社
ドメイン会社 代理公開
お名前.com
(知名度・実績No.1)
オプション(新規登録時のみ無料)
ムームードメイン
(国内トップクラスのドメイン発行数)
無料
エックスドメイン
(大手なのに取得・維持費用が安い)
無料
MEMO
Whois情報の代理公開が可能なドメインは各ドメイン会社により異なります。詳しくは各ドメイン会社の公式サイトでご確認ください。

独自ドメインを取得する5つのメリット

今度は独自ドメインを取得するメリットの面から考えてみます。

① 企業の信頼性がアップ

独自ドメインで信頼性アップ

無料ドメインのホームページURLやメールアドレスを名刺に載せていると、見る人にはすぐわかります。

「ホームページのドメインにもお金をかけられないのか」と思われてしまったり、「本気でやっているのかな?」とビジネスへの本気度を疑われてしまうと、せっかくの売上チャンスを失うかもしれません。

無料ドメインというのは、運営企業の判断で簡単にアカウント停止や削除をされてしまう不安定なものです。

名刺は何かあったときにお客さんがあなたと連絡を取るためのツール。そこにいつ連絡が取れなくなるかわからない連絡先を載せているのは、信頼性の面からはマイナスです。

独自ドメインはあなたの所有する資産

独自ドメインは、更新料さえきちんと払っていれば、自分以外の誰かに突然停止される心配はありません。独自ドメインはあなたの所有資産なので、ドメイン管理会社といえど、勝手に停止することはできません。(停止するには行政機関の差し止め請求が必要です)

Whoisを見れば、ドメインの所有者かドメイン管理会社の連絡先が必ず載っています。

住所を持っていない会社、電話番号を持っていない会社を信用できないのと同じで、インターネット上の住所である独自ドメインを持っていない会社は、オンラインビジネスの世界では信用を得られません

ビジネスをするなら、独自ドメインは必ず取得しましょう。

② ドメイン名と同じメールアドレスを取得できる

ホームページと同じメールアドレスが使える

ホームページ作成サービスの無料ドメインを利用すると、ホームページアドレスは提供してもらえますが、メールアドレスは取得できません。

ドメインとメールアドレスのどちらも無料で済ませようとすると、

ホームページアドレス:https://mydomain.jimdofree.com
メールアドレス:yamada@yahoo.co.jp

このようにドメインとメールアドレスの統一性がなくなります。

メールを送るときも、「本当にこのメールアドレスに送っていいのかな?」と不安になりますよね。

独自ドメインを取得すると、

ホームページアドレス:https://mydomain.com
メールアドレス:yamada@mydomain.com

このようにドメインに合わせてメールアドレスも取得でき、統一感がでます

ホームページのアドレスとメールアドレスに共通の独自ドメインを使うことで、ブランドの名前を覚えてもらいやすいというメリットもあります。

メールアドレスだけでも独自ドメインを取る必要はある?

中には、FacebookやTwitterなどのSNSをホームページ代わりに使って集客をしている個人事業主の方もいると思います。そういう場合も、屋号や個人名の独自ドメインを取得しておくことをおすすめします。

ぶっちゃけ、その人に知名度と実績があればメールアドレスが独自ドメインか無料ドメインかなんて関係ありません。そもそもSNSなんて運用せずとも口コミで依頼が集まるはずです。

独自ドメインはそうでない大多数の人のためのビジネスツールです。

メールでやり取りするときにきちんとビジネスとして取り組んでいる印象を与えますし、後々事業が拡大して法人化し、ホームページを持つことになったときもそのままそのドメインを使えます。

ビジネスに関するやり取りは独自ドメインのメールアドレスで、プライベートな内容は個人のメールアドレスで、というような使い分けもできるので便利です。

③ 検索エンジンに表示されやすくなる

独自ドメインは検索エンジンに表示されやすくなる

無料ドメインと比べて、独自ドメインはSEOにも有利に働きます。

Googleは、同じドメインのページを検索結果に表示するのは最大いくつまで、と決めています。なるべく同じような内容を表示せず、多様な検索結果の中からユーザーに見たいページを選んでもらうためです。

アメブロという無料ブログを使う場合の例で説明しますね。

ameblo.jp/tanaka-neko/
ameblo.jp/suzuki-neko/

このように、アメブロの中で田中さんが運営する猫のブログと、鈴木さんが運営する猫のブログがあるとします。

「猫のブログが読みたいな」と思ってGoogleに「猫 ブログ」と打ち込んで検索すると、田中さんと鈴木さんのブログは、どちらか一方しか検索結果に表示されません。

無料ブログや無料ホームページ作成サービスを使う人は何万人、何十万人といます。似たようなテーマのページが同じドメイン内にあると、あなたのページが検索結果に表示される確率が下がってしまうのです。

tanaka-neko.jp
suzuki-neko.jp

というように独自ドメインのブログにすれば、田中さんのブログも鈴木さんのブログもどちらも検索結果に表示されることが可能になります。

④収益化がしやすい

独自ドメインは収益化がしやすい

あなたがもしブログに広告を載せてお小遣いを稼ぎたいと思っているなら、独自ドメインは欠かせません。

例えばGoogleアドセンスは、独自ドメインを使っていないと審査に通りません。

オンラインビジネスをやっていると、他にも様々な外部サービスを利用する機会が出てきます。その時に無料ドメインだと規約に引っ掛かり、機動的に動けない場合があります。

⑤ ホームページの運営サービスが変わっても大丈夫

ホームページを引っ越ししても大丈夫

Webの技術は常に進化していきます。

それに伴い、もともと使いやすいと思っていたホームページ作成サービスも、時代とともに古くなっていくことがあります。競争に敗れてサービス自体が終了になることも、これまで何度も目にしてきました。

その時、サービス側の提供する無料ドメインで宣伝をしていた場合は、そのドメインはもう使えません。

独自ドメインさえ取得しておけば、将来もっと良いサービスに引っ越すときや、使っていたサービスが終了してしまったときも安心です。

ブックマークのアドレスも変わりませんし、これまでリンクしてくれていたページからのアクセスも継続します。

ユーザーやSEO評価を失うことなく、運営を継続していくことができるのが独自ドメインの最大のメリットです。

オンラインでビジネスするなら独自ドメインは必須

独自ドメインには毎年の維持費がかかることやWhois情報に登録されてしまうといったデメリットもありますが、それ以上にビジネス上のメリットの方が大きいことがおわかりいただけたでしょうか?

Whois情報は代理登録制度がありますので、独自ドメインを取得するデメリットは、維持費がかかることぐらい。

それも一ヶ月当たりのコストは100円から高くても数百円程度ですので、オンラインビジネスで収益を得るつもりなら取得しない理由はありません

この金額で売上を失うリスクが減るのであれば、払ってしまった方が安いです。元を取るように頑張るモチベーションにもなりますしね。

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